そばにいるのが好き

すねにもたれかかって甘えんぼするイリヤ。

卒論が終わるまで論文以外全然読んでいなかったので
久し振りに興味の赴くままに本を読みたい気分♪
といっても過去の犯罪の内容とその裁判記録を調べてるだけなんですが。
本ばっかり読んでるとイリヤに退屈させちゃうね。

イリヤにもどんな本を読んでるか、育児の基本の読み聞かせしてみようと思います（笑）会話のネタには読書の話題が一番☆



明治維新前の日本は、子供は我侭いっぱい育てるのが一般的だった様です。
しつけをするというのは西洋の考え方で、
永井荷風なんかの文明人の家庭ではしつけが厳しかったようです。
（といっても中学生で女を買うくらいだから、たいしたしつけではなかったと推察される。）

そんな訳で子供はやりたい放題。
んで、そんな子供を再教育する為に「少年法」ができたんだって。
（つまり厳罰はナシ。あくまでも再教育が目的）

子供同士の殺人、放火なんかが多かったようで、
しかもその理由がちょっと頭に来たからなんてのがザラ。

えぇ～？？((((゜д゜;))))
「人を殺す経験が自分には必要だった」
っていう動機もどうしようもないけど（大阪姉妹殺人放火事件　山路由紀雄）
ちょっと頭にきただけで殺すって・・・
戦前はナイフや銃を持っていても不当じゃなかったっていう
時代背景もあるけど、それ、倫理的にどうなのよ！？

そっごく恥ずかしい話なんですが、昭和初期の生まれの身内に
「犬も猫も要らなくなったら殺せばいい」
という文明のある国に生まれたとは到底思えない人物がいたんですが、そのノリと全く一緒。

私は自分のにゃみりーは見ず知らずの他人より大事だと思っているので
人の命と猫の命に価値の差はないと思ってるんですが
最後までこーゆー考えを理解できない、かわいそうな人でした。

殺人はその人のあるはずだった人生を奪ってしまうことなんだ
と思えたら、申し訳なさすぎて出来ないと思うんですが。。。




大事なものがないから、大事なものの価値を理解出来ないっ
っていうのも関係あるかな。
自分の命が大事だと思わないから、
他人の命を奪ってしまうことにも全く抵抗がない。

人権がどうだとか、猫の命の重さとか配慮され始めたのって
ついこの前からみたいです。
昔はどうやら人間様にとって価値があるかないかしか
判断基準がなかったようなカンジです。本を読んでると。

あとは、凶悪犯の生い立ちを探ってみると
職を転々としている人が多い！！
終身雇用全盛期にこれだけの転職？
こらえ性がないのか・・・？

社会契約論の触りをやった記憶があるんですが、その記憶によると、
自分もあなたを殺したりしないから、あなたも私を殺そうとしないで下さいね的なことをその場にいる人みんなと契約したのが社会契約論だということが要点だったような・・・記憶が曖昧（笑）

つまり約束を誰か一人が破ったら、その契約自体ダメになる
って話だった・・・はず。

中学の道徳なんかで取り上げたらいいと思います。
危うい均衡で世界が成立ってるんですよ～って教えるの。

って話をイリヤとしてました。
事件に巻き込まれないように生きて行きたいものです。